赤ワイン

▪️ワイン名 / ソロモンヒルズ ヴィンヤード スエルテ ピノノワール
▪️国 / アメリカ カリフォルニア サンタマリアヴァレー
▪️生産者 / ポールラトー
▪️ヴィンテージ / 2017
▪️ぶどう品種 / ピノノワール
▪️アルコール度数 / 14.1%

〜 ポールラトーの真髄を感じる1本！ブルゴーニュのプルミエクリュやグランクリュを彷彿とさせる上品さと複雑さ！〜


＜生産者・生産方法について＞
ポーランド生まれのポールラトーは、カナダの有名レストランでソムリエとして修業をしますが、自ら最高のワインを作りたいという想いからアメリカ カリフォルニアへ移住します。

ワインを造り出してほどなく、世界的に有名な評論家ロバートパーカーに声を掛けられます。「もうワイナリーの名前は決めた？私が君のワインを世界に紹介する最初の人になりたい。」ここから瞬く間にポールラトーの名前は世界のワイン愛好家に知れ渡り、それと同時に彼のワインは入手困難になっていきます。

各銘柄の生産量わずか200ケースの少量生産のワイナリーです。大半はメーリングリストに販売されるか、全米一予約の取れない３つ星レストランとして有名なナパヴァレーの『フレンチランドリー』や、ニューヨークの『パーセ』等に販売され、市場にはほとんど流通しません。しかしポールラトーは日本文化への憧憬の念が深く、少ない生産量の中からも日本への輸出が実現しました。

使用するピノノワールをつくっているのは、サンタバーバラ、サンタマリアヴァレーの中で最も西に位置するソロモンヒルズの畑。サンタバーバラで最も冷涼な畑とされています。
海底の砂質ロームに植えられた樹は樹齢17年。65％新樽（フレンチオーク）で17ヶ月間熟成されリリースされています。生産量はわずか240ケースです！


＜テイスティングコメント＞
淡～中程度のルビー色の外観。フランボワーズ、野イチゴ、リコリス、削ったナツメグ、シナモンのピュアなアロマに、スパイスの効いたクランベリーソース、ブラックチェリー、バラの花びらなど様々な要素をもつ複雑な香り。口当たりはシルキーで、スパイス、土、果実味が何層にも重なります。滑らかな粒状のタンニンと上品な酸味のバランスが素晴らしく、非常に余韻の長い、ミディアムボディの1本です。

ロバート パーカー氏からも「華やかなテクスチャー。ピュアで美しい、硬さのない幅広で風味豊かな口当たり。そしてある種の花のような品質は、コート・ド・ニュイの最高級のプルミエ・クリュやグラン・クリュを彷彿させる。」と評価されるほど！

空気に触れるたび香りが開いていきます。私は時間をかけてゆっくり楽しみましたが、抜栓してすぐ美味しく召し上がりたい方は、デキャンタをすることをお勧めします。
パーカー氏の言葉通り、まさに上級なブルゴーニュを思わせる味わいです！


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