赤ワイン

▪️ワイン名 / プロファイル レッドワイン ナパヴァレー
▪️国 / アメリカ カリフォルニア ナパヴァレー
▪️生産者 / メリーヴェール ヴィンヤーズ
▪️ヴィンテージ / 2018
▪️ぶどう品種 / カベルネソーヴィニヨン82%、カベルネフラン17%、プティヴェルド1%
▪️アルコール度数 / 14.5%


〜 1983年の初リリース以来、30年以上にわたって造られ続けるメリーヴェール伝統のアイコニックワイン！圧倒されるほどに雄大なナパの大自然を彷彿とさせる、複雑で重厚、優雅な1本！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
メリーヴェール ヴィンヤーズは禁酒法廃止後の最初期、1933年に設立された「Sunnyhill Winery（サニーヒル）」が前身です。モンダヴィ兄弟らが始め、その後様々な所有者を経て、1983年に「メリーヴェール ヴィンヤーズ」として再スタートしました。1991年にジャック・シュレッター氏がオーナーとなり、現在はその子息であるレネ＆ローレンス・シュレッター夫妻が経営しています。

プロファイル ナパヴァレー レッドワインは、1983年に初リリースして以来30年以上にわたって造られるメリーヴェール伝統のアイコニックワインです。現ハーラン グループ会長のビル・ハーラン氏が「ナパヴァレーの最高のぶどうから最高のウルトラプレミアムワインを造る」というコンセプトの元始めたプロジェクトで、当初はナパの優れた畑から集めたぶどうで造られていましたが、シュラッター家の代になり、自社畑獲得へと舵をきります。

シュラッター家は「高品質なワインを造るには自分たちで畑を所有し栽培することが最善の方法」と考え、1996年にはセントヘレナの東側の急峻な丘陵地でフォグラインの上に位置する現在のプロファイル エステート ヴィンヤードとして知られる畑を取得。THE NAPA GREEN CERTIFIED の認証を得て、受け継いだナパヴァレーの伝統を次世代へと繋ぐべく、環境保護と持続可能な農法へと取り組んでいます。
その後さらに3つの自社畑、ナパヴァレーの中でも標高の高いマウントヴィーダーにあるアルテッツィア ヴィンヤード、同じくマウントヴィーダーにある北向きのペリドット ヴィンヤード、 そしてクームスヴィルのベリーレーン ヴィンヤードを取得します。

メリーヴェールのワイン造りのアプローチは複雑な畑からは複雑なワインが生まれるという前提を大切にしています。収獲した葡萄を個別に扱い別々のタンクや樽で仕込み、それぞれのロットにより発酵温度やマデレスタージュするのか、ピジャージュをするのか、はたまたポンプオーバーかなどマセラシオンの方法をぶどうごとに変えています。
また使用する樽もそれぞれのロットにあわせて、産地やトーストのレベルなど異なるものをセレクトしています。

こちらの赤ワインは、メリーヴェール ヴィンヤーズの最上の区画プロファイル エステート ヴィンヤードから生まれます。セントヘレナの東側の尾根、標高300mに位置し、ナパヴァレーを一望に見渡す畑です。
急峻な斜面に位置し、岩がちで農作業は非常に困難です。土壌はシルト、砂、砂利などの複合砂質ロームなどモザイク状に入り組んでおり、それを小さなブロックに区画分けして個々に醸造管理しているほどの徹底ぶりです。
この区画のぶどうを早朝に最も新鮮な状態でセラーに入れるため、夜間に手摘み。トロンセ仏産樽23か月熟成(新樽80%) 無濾過、無清澄にてリリースされます。


＜テイスティングコメント＞
濃いルビー色の外観。ハーブやチョコレート、ロースト、すりつぶしたチェリーの香り。口に含むと濃厚なカシスやブラックチェリーなど豊かな果実味、美しく柔らかいタンニン、上品な酸味を感じます。余韻にはチョコミント、シダー、タバコ、ブラックオリーブなどの重厚なアロマが広がり、圧倒される雄大なナパの自然を彷彿とさせます。

ナパの歴史を語る上では外せない、メリーヴェール ヴィンヤーズ。そのフラッグシップワインの複雑で重厚でありながら優雅な味わいをお楽しみください。