白ワイン

▪️ワイン名 / デァ バウワー
▪️国 / ドイツ モーゼル
▪️生産者 / フィリップ ラルド
▪️ヴィンテージ / 2020
▪️ぶどう品種 / リースリング
▪️アルコール度数 / 12%


〜 レモンやグレープフルーツの果実味、酸味、ミネラル！後味に残るベジタル感が上品で贅沢な1本！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
フィンランドで生まれオランダのアムステルダムで育ち、高校を卒業後、オランダの輸入元で働いていたフィリップ ラルド。2013年ドイツ モーゼルでぶどう収穫を経験した際、世界1急勾配の斜面の畑や古木のリースリングなど、モーゼル特有のワイン造りに魅了されます。その後モーゼル川のほとりの古い村プンデリッヒに引越し、彼の人生を左右させる風変わりな造り手『ウルリッヒ・シュタイン』に出会います。
それから彼の畑やセラーで修行をし、2017年に念願の自身のブランド『フィリップ ラルド』を初リリース。すぐにフィリップの名は広まり、その実力は ”モーゼルの真の可能性を見出している造り手の1人” と言われる程。現在もシュタインの畑とワイナリーを手伝いながら自身のワインをリリースしていますが、2～3年以内にシュタインからすべてを引き継ぐ予定だそう。
モーゼルの斜面を丹念に整備し、ミネラリーで官能的なテロワールからゴージャスでサテンのようなテクスチャーのワインを生み出しており、将来性を期待される若手生産者です。

こちらのワインでは樹齢50～75年の良質なリースリングのみを使用。手摘みで収穫、選果後、全房プレス。12カ月間古樽で澱と共に発酵熟成、その後にステンレスタンクで6カ月間熟成。ボトリング前に2回澱引きを行い、ノンフィルターでボトリングしリリース。
ワイン名になっている『デァ・バウワー』とは農家という意味です。


＜テイスティングコメント＞
ノンフィルターによって若干にごりのあるレモンイエローの外観で、レモンやリンゴの蜜のようなアロマ。抜栓したてはリースリング特有のぺトロール香を感じ、空気に触れると徐々に蜜のようなニュアンスが強くなります。味わいはレモンやグレープフルーツの果実味と酸味、そしてミネラルを感じます。加えて、全房でプレスしていることにより茎のようなベジタルな要素を感じ、これが非常に複雑な上品さを与えてくれています！
フィリップラルドのつくるワインの中でも特に、長期熟成に耐えうるポテンシャルを感じる1本です！


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