オレンジワイン


▪️ワイン名 / リズリンク リンスキー クヴェヴリ
▪️国 / チェコ モラヴィア
▪️生産者 / スクラプ パデサトースム
▪️ヴィンテージ / 2020
▪️ぶどう品種 / リースリング
▪️アルコール度数 / 12.5%


〜 1年間のアンフォラによる熟成！ドライアプリコット、キンモクセイ、土、カルダモン、薬草の香り。厚みのある酸味としっかりとしたタンニンが特徴の、濃厚なオレンジワイン！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
大学のクラスメートであったフィリップとヤコブが、卒業後の2016年に設立したワイナリー。2人ともワイナリーの家系ではないため、大学卒業後に古いセラーを借りてリフォームし、小さな醸造所のスペースを確保。またオーガニックぶどう栽培者の下で働き、そのぶどうを購入し、独自なスタイルと哲学に基づいた純粋で自然なワインを造っています。
ワイナリー名はレンタルしているセラーの番地「58」を名前にしています。

ミクロフ地区のスルニー・ブルフ畑のリースリングを手摘みで収穫。選果後に除梗、破砕し、12カ月間のクヴェヴリ（アンフォラ）でスキンファーメント。プレスして、ノンフィルター、酸化防止剤なしで瓶詰めし、リリースしています。


＜テイスティングコメント＞
少し濁りのあるオレンジがかった黄金色。ドライアプリコット、キンモクセイ、土、カルダモン、薬草の香り。口に含むと厚みのある酸味、しっかりとしたタンニンを感じます。余韻には優しい紅茶の香りを感じます。しっかりとした酸味と優しい果実味があり、和食や東南アジア料理を中心に、幅広いお料理に合わせることができます。

オレンジワインの中でも濃厚なタイプです。ただし木樽ではなく、土器のアンフォラによる熟成のため、以下の特徴があります。

アンフォラは素焼きの粘土で作られているため、ステンレスタンクやコンクリートタンクと比べると気密性が低く、木樽のようにワインにわずかな酸素を供給します。ただしアンフォラは内部が蜜蝋でコーティングされているため、木樽を使用した場合と異なり、容器由来の風味をワインに与えない ということも大きな特徴です。
つまりアンフォラで造られたワインは、「木樽で造られたワインのようなまろやかで優しい味わい」「ステンレスタンクで造られたワインのようなぶどう本来のピュアな果実味」、両方の良い点を兼ね備えたワインとなります。

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