白ワイン

▪️ワイン名 / トランジャ
▪️国 / フランス ルーション
▪️生産者 / トゥティ フルッティ アナナス
▪️ヴィンテージ / 2021
▪️ぶどう品種 / グルナッシュグリ、マカベオ
▪️アルコール度数 / 12%


〜 グレープフルーツや熟したリンゴ、アプリコットのニュアンス！酸味と苦味を感じるクリーンナチュール！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
醸造家のマニュエル・ディ・ヴェッキ氏は1974年生まれのイタリア人。フランスのバニュルスに存在する共同醸造所『Les 9 Caves』のメンバーです。モンペリエでワインの醸造を学び、様々なドメーヌで働いてきたマニュエルは、元々は栽培家・醸造家としてよりも、ビオディナミ農法のコンサルタントとして有名でした。
彼は酒精強化ワインである『バニュルス』をつくることを決め、最初はイタリアで畑を探していましたが、最終的に選んだのは南仏バニュルスの地。2006年から栽培を開始しましたが、以前の畑所有者はビオ実践者ではなかったために直ぐに彼の納得するぶどうにはならず、畑を生まれ変わらせるのに丸2年間かけました。2008年にやっと初めてのバニュルスが完成し、その本数は2haでたった1000本。幻中の幻のです。

しかし、バニュルスにはスティルワイン以上に手間と時間がかかるため、途中で長期熟成のスティルワインの醸造にシフトチェンジするのですが、そのワインも瞬く間に話題となり、手に入らない幻のワインとなったのです。そこでマニュエルはお客様の声に応えるため、同じLes 9 Cavesで醸造をしているドメーヌ・カルテロルのジョアキム氏とともに、 2017年に新しい会社を設立。カジュアル路線のワインを造る事にしました。
メンバーは３人。マニュエルが醸造責任者、ジョアキムが畑の責任者、友人のイタリア人フランセスコがフランスに移住し、醸造補助兼マーケティング責任者、と豪華なチームとなりました。

マニュエルが自社畑のぶどうでつくるワインは飲み頃になるのには非常に時間がかかっていたため、こちらのシリーズでは “全て直ぐに飲める、飲みやすいカジュアルなスタイル” を意識しました。全く違った魅力に溢れ、話題沸騰中です！

こちらのワインはグルナッシュグリとマカベオの2品種をプレスし、ステンレスタンクで発酵、セメントタンクでマロラクティック発酵の後、熟成しました。


＜テイスティングコメント＞
色合いは淡いゴールドイエロー。摘みたてのアプリコットや桃、熟したリンゴの香り。ワイン名になっている『toranja（トランジャ）』はポルトガル語でグレープフルーツを意味し、その名の通りグレープフルーツの苦味や酸味、レモネードのようなまろやかさも感じます。

マロラクティック発酵で酒質を安定させているため、クリーンで正統派に近い味わいのナチュラルワインです！


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