オレンジワイン

▪️ワイン名 / ピノグリ
▪️国 / ドイツ モーゼル
▪️生産者 / フィリップ ラルド
▪️ヴィンテージ / 2021
▪️ぶどう品種 / ピノグリ
▪️アルコール度数 / 10.5%


〜 ピンクがかったオレンジ色！ミネラリーで優しい酸味を感じる、エキス感が最高！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
フィンランドで生まれオランダのアムステルダムで育ち、高校を卒業後、オランダの輸入元で働いていたフィリップ ラルド。2013年ドイツ モーゼルでぶどう収穫を経験した際、世界1急勾配の斜面の畑や古木のリースリングなど、モーゼル特有のワイン造りに魅了されます。その後モーゼル川のほとりの古い村プンデリッヒに引越し、彼の人生を左右させる風変わりな造り手『ウルリッヒ・シュタイン』に出会います。
それから彼の畑やセラーで修行をし、2017年に念願の自身のブランド『フィリップ ラルド』を初リリース。すぐにフィリップの名は広まり、その実力は ”モーゼルの真の可能性を見出している造り手の1人” と言われる程。現在もシュタインの畑とワイナリーを手伝いながら自身のワインをリリースしていますが、2～3年以内にシュタインからすべてを引き継ぐ予定だそう。
モーゼルの斜面を丹念に整備し、ミネラリーで官能的なテロワールからゴージャスでサテンのようなテクスチャーのワインを生み出しており、将来性を期待される若手生産者です。

こちらのオレンジワインはピノグリを手摘みで収穫し、選果後、全房で14日間スキンファーメント。その後プレスして古樽に移し、澱と共に７カ月間熟成、ノンフィルターでボトリングしリリースされます。

ピノグリは白ぶどうですが、黒ぶどうであるピノノワールの突然変異種であるため、熟すにつれ果皮がグレーや薄紫へと変化しています。こちらのワインも ”白ぶどうをスキンファーメント” ということでオレンジワインの扱いですが、若干赤みがかったオレンジ色に仕上がっています。


＜テイスティングコメント＞
サーモンピンクに近いオレンジ色の外観で、熟したピンクグレープフルーツや白桃の香りに、甘いスパイスの複雑なアロマも感じます。ミネラル感、優しい酸味、旨味を感じるエキスが混ざり合い、非常に奥行きのある上品さです。程よいタンニンもあるため、前菜はもちろんですが鶏肉や豚肉などのお肉料理にも合わせることが出来ます。ワインマニアの方にも是非飲んで頂きたい1本です！


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