白ワイン

▪️ワイン名 / シャルドネ
▪️国 / アメリカ カリフォルニア セントラルコースト
▪️生産者 / ファブリスト
▪️ヴィンテージ / 2023
▪️ぶどう品種 / シャルドネ
▪️アルコール度数 / 13.2%


〜 カリフォルニアの新しいAVA地域「SLOコースト」。果実味と酸味とミネラルのバランスが心地よく、エネルギッシュでありながらもクラシックなシャルドネ。〜


＜生産者について＞
ローヌ系品種を専門とするサンリージュ／グラウンドワークのワインメーカー「カート・シャクリン氏」とフィールドレコーディングスの「アンドリュー・ジョーンズ氏」が共同でプロデュースするブランド『ファブリスト』。
好奇心旺盛なジョーンズ氏はセントラルコーストのすべての畑に足を踏み入れるまで畑の栽培計画と植樹の研究に明け暮れていました。ある日彼は、まるでアート作品を完成させるようにワイン造りに取り組む、才能溢れる醸造家カート・シャクリン氏と出会い、すぐに意気投合。同じ価値観を共有する2人はこのコラボレーションが必ず成功すると確信しました。彼らは共に畑やぶどう樹の声に耳を傾け、一房一房感謝の気持ちを込めて収穫し、真摯にワイン造りに取り組んでいます。

ぶどうはパソロブレスを中心に、彼らが熟知しているセントラルコーストの農園のものを使用しています。多くはヴィーガンで製造され、SO2も最低限しか添加していません。
それぞれのボトルのエチケットはイソップ物語からインスピレーションを得てデザインされています。これらは今から2500年以上前の紀元前6世紀ごろ、古代ギリシアの奴隷であったイソップ（アイソーポス）という人物が人々に語ったとされる寓話です。寓話にはそれぞれ教訓があるように、彼らはすべてのワインには語るべき物語や伝えるべき教訓があり、それは時にインスピレーションを与えたり大切な人との絆を深めたり、心を温かくしてくれるような奥深い力があると信じています。

こちらの白ワインは、カリフォルニアの新しいAVA認定地区であるSLOコースト（サンルイス オビスポ コースト）にあるコキーナ、ミストラ、テンプルトン・プリザーブの3つの畑のぶどうを使用。2023年は涼しい夏と暖かな冬で、最高のヴィンテージとなりました。
ぶどうは熟成度よりも酸味を重視し、味わいに鮮やかさが残るよう直ぐにプレス。野生酵母にて、10%新樽、50%旧樽（シャルドネの熟成にのみ15年間使用したもの）、残りの40%はステンレスタンクで発酵させて6か月熟成。デイリーにバトナージュを施し、鮮やかな酸味を調整しています。


＜テイスティングコメント＞
レモンイエローの外観。洋ナシ、新鮮なジンジャーの香り。口に含むとフレッシュで鮮やかな酸が心地良く、マジョラムやリンゴの花が広がります。石のようなミネラルを感じ、若々しくエネルギッシュでありつつも、クラシックなシャルドネの味わいです。

50%使用している旧樽も15年間使用していることもあり、樽のニュアンスが前面に出た典型的なカリフォルニアのシャルドネの味わいではありません。厚みのある果実味に酸味とミネラルのバランスが心地よく、余韻に上品に樽が香ります。

カリフォルニアの新しいAVA地域”SLOコースト”。ワイン愛好家でもまだ試したことない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ぜひこの機会にお試しくださいませ。


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