赤ワイン

2023 Pinot K / Philip Lardot

▪️ワイン名 / ピノ ケー
▪️国 / ドイツ モーゼル
▪️生産者 / フィリップ ラルド
▪️ヴィンテージ / 2023
▪️ぶどう品種 / ピノノワール
▪️アルコール度数 / 11.5%


〜 癒し系のじんわりピノノワール！繊細なタッチながらも全房醗酵由来のベジタルさやスパイシーな余韻が上品！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
生産者のフィリップ ラルド氏はフィンランド生まれオランダ アムステルダム育ち、高校卒業後はオランダのワイン商で働きます。後にドイツ モーゼルでぶどう収穫を経験し、世界1急勾配の斜面の畑や古木のリースリングなどモーゼル特有のワイン造りに魅了され、モーゼル川のほとりの古い村「プンデリッヒ」に引越します。そこで彼の人生を左右させる風変わりな造り手「ウルリッヒ・シュタイン」と出会います。それから彼の畑やセラーで修行をし、2017年に念願の自身のブランド「フィリップ ラルド」を初リリース。すぐにフィリップの名は広まり、その実力は”モーゼルの真の可能性を見出している造り手の1人”と言われる程。シュタインの畑とワイナリーを手伝いながら自身のワインをリリースしていましたが、2022年の収穫後に完全に独立。

モーゼルの斜面を丹念に整備し、ミネラリーで官能的なテロワールからゴージャスでサテンのようなテクスチャーのワインを生み出しています。将来性を期待される若手生産者の1人です。

こちらの赤ワインは、モーゼルのピュンダリヒャー ゴルトライ地区とブルライヤー ブラウロック地区で収穫された樹齢12年と25年のピノノワールを使用。土壌は砂質灰色粘板岩で、西向き斜面と南向き斜面です。収穫されたぶどうの50%は全房、残りの50%は手作業で除梗。12日間のマセレーションの後にプレスし、木樽で14カ月間熟成。ノンフィルターでボトリングしリリースされます。


＜テイスティングコメント＞
透明感のある淡いルビー色の外観。アメリカンチェリーやストロベリーのようなフレッシュな赤系果実、全房醗酵由来のベジタルなアロマも感じます。口に含むとフィリップラルドらしい塩味と酸味が溢れ、旨味成分を含んだジューシーな液体が染み渡ります。余韻にはシナモンやダージリンティーのようなスパイスが仄かに香ります。
ミネラルと酸がベースにありながらもジューシーで癒し系な、じんわりスタイルのピノノワールです。味わいのキレは良いので和食全般にも合わせやすい赤ワインです。

ペアリングとしては、ローストチキンや鴨の胸肉、マッシュルームやポルチーニを使ったキノコ料理、照り焼き風の味付けをした鶏肉や魚、サーモンのグリルがオススメです。


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