白ワイン

2017 Combe Chenin Blanc / Stolpman Vineyards

▪️ワイン名 / コンブ シュナンブラン
▪️国 / アメリカ カリフォルニア サンタバーバラ バラードキャニオン
▪️生産者 / ストルプマン ヴィンヤード
▪️ヴィンテージ / 2017
▪️ぶどう品種 / シュナンブラン
▪️アルコール度数 / 13%


〜 ジュラ地方を彷彿させるヴァンジョーヌのような香りに、ミネラルとリッチな果実味、ピリッとした柑橘の酸味。フレッシュで躍動感のある味わいと、しっとりと長い余韻が楽しめる1本です！映画"The Somm”のブライアン・マクリンティック MW氏も大絶賛！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
設立者のトム・ストルプマンは今から25年前、長く探し求めていた石灰質の土壌をサンタ・イネス・ヴァレーに見つけ、人為的に畑に水を供給しないドライファーミングによるぶどう栽培を今日まで続けてきました。
この地域は霧が湿度を保って夜の気温はとても低くなること、地中90ｍまで石灰層が続いて地表1m程度の層は粘土質で覆われていること等が、ドライファーミングに好条件です。深い地層は水はけがよく、ぶどうの根は下へ下へと伸びて多くの栄養素を吸収します。また、地表に近い層が粘土質であることにより貴重な水分をキープできます。
ぶどうを植えてから最初の5年程度は幹や根を育てるために灌漑をしますが、その後1〜2年の離乳期間を経て、灌漑をストップし生育されます。

「カリフォルニアで最高のシラーを造るなら、ストルプマンのぶどうで」
ローヌ品種のワイン造りを目指す醸造家たちの間ではいつしか合言葉のようになったほど、ストルプマン ヴィンヤードは上質なシラーを生産することで知られています。過去に13回もパーカーから100点を獲得した『シネ クア ノン』にも使われることで知られる彼らのシラーは、地元のオーハイ ヴィンヤードなど著名なワイナリーがこぞって買い付けていて、自社のワインを生産するようになった現在でも他のワイナリーへ供給を続けています。

今回ご紹介するのは“ニューカリフォルニアスタイル”と呼ばれる新潮流を築き、近年注目を集めるラジャ・パー氏とピーター・ストルプマン氏の共同プロジェクト『Combe』シリーズです。
ストルプマンのぶどうを高く評価していたラジャ氏がピーター氏を説得して叶ったプロジェクトで、カリフォルニアではマイナーな品種を中心に造る少量生産のワインが特徴です。ラジャ氏の斬新なアイデアと希少性、そしてワイン自体の高い品質は世界中のソムリエたちに絶賛されています。ラジャ氏は、WINE BROTHERSでも好評いただいているサンディも手掛けています。

こちらの白ワインは、凝縮感を求めて黄色に熟したシュナンブランのみを手摘みで収穫。旧樽で9か月熟成。澱引きは樽熟成中に1回のみ。極端に酸素を遠ざけることで、ラジャの得意とする還元をバランス良く取り入れています。


＜テイスティングコメント＞
透明感のある濃い黄金色の外観。ジュラ地方を彷彿させるヴァンジョーヌのような香り。洋梨、レモンや柚子の皮の香り。口に含むとエネルギーに溢れたミネラル感、リッチな果実味、ピリッとした柑橘の酸味を感じます。
8年の熟成を経てもなお熟成のポテンシャルを感じます。おそらくこのワインは何十年もかけて成長していく、そんな白ワインでしょう！土壌由来の火打石のようなミネラルとレモンの皮のニュアンス、フレッシュで躍動感のある味わいと、しっとりと長い余韻が楽しめる1本です！

映画"The Somm"に出演したブライアン・マクリンティック MW氏も、 『このシュナンは最高だ。衝撃で言葉を失ったよ。もしこのワインが”今まで造られたカリフォルニア白ワインの中で最高のうちの１つ”となっても全然驚かないよ。』 とコメントを残すほど！
これだからニューカリフォルニアワインはやめられない！と心躍ってしまいました。マニア同士のワイン会で是非ご持参ください。全員を唸らせること間違いなしです！


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