赤ワイン

▪️ワイン名 / ウルテリオール ガルナッチャ
▪️国 / スペイン ラマンチャ
▪️生産者 / ボデガス イ ビニェードス ヴェルム
▪️ヴィンテージ / 2018
▪️ぶどう品種 / グルナッシュ
▪️アルコール度数 / 13.5%


〜 甘草やドライフルーツ、紅茶などの複雑な香りに、酸味とスパイシーさを持つエキス分。この価格でこの複雑な上品さ！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
スペインワインと言えば、太陽をたくさん浴びたぶどうから出来る濃厚な果実味、高いアルコール度数、長期間木樽で熟成したパワフルなワインを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか？そのようなスペインワインをクラシカルスタイルと呼ぶのであれば、こちらのウルテリオール シリーズはまさに "ニュー" スペインワイン！味わいも真逆で、上品な酸を感じる果実味にライト～ミディアムボディ。非常にエレガントなのです。

生産地であるラマンチャはアラビア語で「乾いた土地」を意味し、その名の通りスペインの中でも特に乾燥の厳しい地域です。降水量が少ないとぶどうの糖度が上がり、濃厚でボディのあるワインになることが多いのですが、若き天才醸造家エリアス・ロペス・モンテロ氏により、固定概念を変えるワインを生み出すことに成功しました。2021年に世界最優秀醸造家にも選ばれ、世界中から注目されている生産者です。

こちらのワインは石灰質の土壌で栽培されたガルナッチャを100％使用。その内50%は全房、50％は除梗したぶどうを使用。5000ℓの小型ステンレスタンクで発酵後、11か月間、素焼きの大がめで熟成しています。


＜テイスティングコメント＞
透明感のあるガーネット色の外観。チェリー、甘草、ドライフルーツ、紅茶など複雑な香りが立ち込めます。抜栓したては紹興酒のようなアロマもあり、オリエンタルな表情も見せてくれます。香りが開いていくと、徐々にチェリーの果実味や甘いスパイスが溢れます。口に含むと、酸味、スパイシーさを持つエキス分が口の中を潤してくれます。赤ワインというよりはオレンジワインに近いような、絹のような細やかなタンニンが味わいをまとめてくれます。

この価格帯ではなかなか味わえない複雑で上品な味わいです。ナチュラルワイン好きの皆様にも、クラシカルなワイン好きの皆様（特にピノノワール好きの方！）にもお試しいただきたい1本です！

和食、中華、東南アジアを含め、幅広いお料理に合わせられると思います。私は水餃子×黒酢で合わせたのですが、ドンピシャでした！


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