赤ワイン

▪️ワイン名 / ガメイ ラ ストゥロンヌ
▪️国 / フランス ローヌ
▪️生産者 / ドメーヌ ロマノー デストゥゼ
▪️ヴィンテージ / 2020
▪️ぶどう品種 / ガメイ
▪️アルコール度数 / 12.5%


〜 冷涼感のある、繊細で上品なガメイ！ カシスやブラックチェリー、湿った土、スパイス、スモークの複雑な香り！〜


＜生産者・生産方法について＞
ローヌ川右岸サンジョセフに位置する、オーナー エルヴェの自宅から西へ30km、くねくねとした山道の上り下りを繰り返すと、秘境のような高地アルルボスク村にあるドメーヌ ロマノー デストゥゼに到着します。パリ出身のエルヴェは、元貴族だという妻の実家が経営するドメーヌを受け継ぎ、1993年からワイン造りを始めました。16世紀に建てられたお城のような住まいに併設した醸造所は、歴史を感じる重厚感があります。
畑はドメーヌ近辺のドゥー川に続く南東向きの斜面のほか、サンジョセフ地区では珍しい銘醸地エルミタージュと同じ地質をもつ区画「サンテピーヌ」など、合計7ha所有。すべて南東向きという好立地に位置しています。
昔、火山が噴火した花崗岩が風化し、砂地になった標高450メートルの斜面の畑では、病気に強いヴィオニエ、早熟で病気に繊細なルーサンヌ、高樹齢のガメイやシラーを育てています。標高の高さからぶどうにしっかりとした酸がのるため、収穫も通常より2 ヶ月ほど遅い10月から開始されます。

オーナーのエルヴェは、コルナスの自然派生産者ティエリー・アルマンの元で基本的なワイン造りを学び、友人であるダール・エ・リボの元で研修を積んだ、真の実力者です。北ローヌの中でも美しく抽出された果実味と、ピュアという一言だけでは片付けられない繊細かつ崇高な味わいのワインを生み出します。
年々ワインの質が向上し続け、現地での評価も上がっています。除梗なし、低温管理を行わず時間をかけた自然発酵、醸造段階ではSO2無添加というこだわり、こうした丁寧な醸造方法があの高貴な味わいを生み出しています。これぞまさしく深遠なるグランヴァンです。

こちらの赤ワインは、花崗岩で育つガメイを収穫し、全房で15日間醸しプレス。ステンレスタンクで発酵後、ステンレスタンクと225ℓの古樽で熟成しリリースされます。

＜テイスティングコメント＞
濃いパープルガーネット色の外観。カシスやブラックチェリー、湿った土、パイス、スモークの香りが拡がり、中程度のタンニンと酸、冷涼感のある繊細な味わいを感じます。抜栓したては赤果実の酸味が特徴的ですが、時間が経つにつれて胡椒のようなスパイスやスモークの複雑なニュアンスが溢れてきます。時間をかけて、その変化と余韻をお楽しみください。私は地鶏の炭火焼と合わせましたが、非常に相性が良かったですよ！是非お試しください！