ロゼワイン

▪️ワイン名 / モチュール ピスタシュ ロゼ
▪️国 / スペイン マヨルカ島
▪️生産者 / ナチョ ピスタチオ
▪️ヴィンテージ / 2020
▪️ぶどう品種 / シラー、カリェット、プレンサル
▪️アルコール度数 / 12%


〜 希少なマヨルカ島のロゼワイン！「南の島のワイン」を良い意味で裏切る、キレとジューシーさと涼やかさ！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
バルセロナのワインシーンを牽引するレストラン「モンビニック」や、スペインの名だたるシェフ達が通うレストラン「グレスカ」、ワインショップ「ラビニア」などでソムリエとして活躍してきたナチョ・ピスタチオ氏（ウソみたいな本当の名前です！）が、マヨルカ島のナチュラルワインのリーダー的存在のエロイ・セド氏にワインを造ってみたいと申し出たことからスタートしたワイナリーです。

そもそもバスク出身のナチョ氏は、美食の都バスクにいる頃から飲食に関心が高く、自然とワインに携わる仕事をしたいと思うようになります。
バルセロナに移り、上記のような名だたるレストランやワインショップでソムリエとして活躍し、現在はバルセロナの有名ワインショップ「デカンタロ」でバイヤーとして働く傍ら、マヨルカ島でワインを造っているのです。（ワイン造りの傍らバイヤーをしているという説も…）
バスク出身の確かな舌と、魂に刻み込まれたガストロミックなソウル、そしてマヨルカ独特のワイン文化が見事に融合したナチョ以外ではなしえない唯一無二のワインを生み出しています。

こちらのロゼワインは、90%除梗、10％全房で、ステンレスタンクによる1日弱のマセラシオン後、野生酵母で1カ月間発酵します。2500ℓの古樽にて澱と共に約12ヶ月熟成。長めの熟成で深みと円みのある味わいに仕上げます。
またプレンサル（白ぶどう）を加えることでフレッシュさも相まって、「これまででベストの仕上がりだ！」と、ナチョの自信作です。


＜テイスティングコメント＞
色合いは透明感のある濃いルビー色。外観だけで判断すると、赤ワインと思う方も多いと思います。

ダークチェリー、ストロベリーコンポート、ナッツの華やかな香り。口に含むと白ワイン？と思わせるキレのある酸味を感じますが、すぐに角の取れたミネラルや赤系果実のジューシーな旨味が溢れてきます。「南の島のワイン」をイメージして飲むと、裏切られる涼やかさが印象的です！

マヨルカ島にはワイン畑が少なく、ワイナリーも小規模であるため、全体を通して少量の生産です。そのうえスペイン随一の観光地のため、高級ホテルや一流レストランからの需要が高く、約8割は島内で消費されてしまいます。残る2割のうち1割はスペイン本土、もう1割のみが海外へと輸出されています。海外と言ってもEU諸国が中心のため、日本でマヨルカ島のワインに出会える機会は非常に少ないのが現状です！

キレが良く、なおかつジューシーであるため、お料理全般に合わせやすく、ギフトにもおすすめです。ワインマニアの方にも是非、お試しいただきたい1本です。