白ワイン

▪️ワイン名 / リースリング ル シャン デ アルエット
▪️国 / フランス アルザス
▪️生産者 / クリスチャン ビネール
▪️ヴィンテージ / 2020
▪️ぶどう品種 / リースリング
▪️アルコール度数 / 14.5%


〜 18世紀より続くアルザスの名門中の名門生産者！熟した柑橘、ハニーオレンジ、メントールの香り。滑らかなアタックに穏やかな酸とミネラル、貴腐香が混ざり合い、見事な調和！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
1770年からワイン造りを行う、アルザスの名門中の名門「クリスチャン ビネール」。アルザス地方 コルマールよりすぐ北のアムルシュヴィール村にて、何代にもわたり家族経営を貫いてきたドメーヌです。アムルシュヴィール村の土壌は何種もの多様な地質が存在し、それによってリースリングはもちろん、多様なぶどう品種の栽培を可能にしています。
クリスチャン ビネールは “農業本来の姿” をモットーとしており、無農薬を徹底し、SO2もほとんど使用していません。今でこそ無農薬のスタイルが見直されていますが、化学肥料がもてはやされた父親の時代も、頑なに無農薬の農業を続けました。周囲の人には変わっていると散々言われましたが、このスタイルを一貫して守り続けた生産者です。
収穫も全て手作業のため、家族だけで手入れができる11haの畑を代々大切に守っています。アルザスでは決して大きな生産者ではありませんが、先祖代々から大切に受け継がれた財産はカーヴからもうかがえ、そこには古いヴィンテージのワインが数多くストックとして残っており、アイテムが多い為に各ストック場所が地図によって管理されているほどです。

自然な造りから生み出されるクリスチャン ビネールのワインは、印象的な香りと厚み、そしてエレガンスを併せ持つ、一度飲んだら忘れることができない程の奥行きのある味わい。長い余韻を備えた、長期熟成ポテンシャルを秘めた仕上がりです。

こちらの白ワインは、カッツェンタール渓谷「リューディ・レルヒェンフェルト」の、花崗岩・粘土土壌で育ったリースリングを使用。その地域では朝露がかかり、一定の割合で貴腐葡萄が混ざルことで、ワインに複雑な香味をもたらします。収穫したリースリングをプレスし、大樽で18ヶ月発酵・熟成しました。


＜テイスティングコメント＞
アンバーがかった輝く黄金色の外観。熟した柑橘、ハニーオレンジ、メントールの香り。味わいは粘性のある滑らかなアタック、かりんの果実味、穏やかな酸とミネラルが混ざり合い、見事に調和しています。余韻には貴腐香も感じ、味わいをより一層複雑、かつ上品にしてくれます。

さすがはアルザスの名門ビネール！と圧倒される味わいです。ワインマニアの方はもちろん、リースリング好きな方にも飲んでいただきたいです。リースリングの奥深さを思い知らされる1本です。


ご一緒に、同生産者「クリスチャン ビネール」の別のキュヴェも飲み比べてみませんか？