ロゼペットナット（微発泡）

▪️ワイン名 / スパークリング ヴァルディギエ ランチョ チミレス ペティヤン ナチュレル ナパヴァレー
▪️国 / アメリカ カリフォルニア ナパヴァレー
▪️生産者 / クルーズ ワインカンパニー
▪️ヴィンテージ / 2020
▪️ぶどう品種 / ヴァルディギェ
▪️アルコール度数 / 12%


〜 若いメロンやスパイスのアロマ。酸味とミネラルが上品な、溌剌とした泡立ちの微発泡！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
現在、世界中から注目を浴びているワイナリーの1つであるクルーズワインカンパニーのオーナー兼醸造家であるマイケル クルーズは、UC Berkley 校で生化学を専攻し、卒業後は科学的な観点から醸造を学びます。フォーマルなワイン醸造の教育は一切受けておらず、現場での経験をもとに手探りでワイン科学を修得していきました。
その後2013 年に『クルーズワインカンパニー』と、最も入手困難なカリフォルニアスパークリングワインと称されるブランド、『ウルトラマリン』を設立。設立からわずか3年後にサンフランシスコ・クロニクル紙にて “Winemaker of the Year” に選ばれ、カリフォルニアワイン業界における異端児として脚光を浴びます。

マイケルクルーズが手がけるワインはアメリカ現地の星付きレストランでさえも年間の割当が数本のみで、数多くのソムリエやワインバイヤー達が喉から手が出るほど欲しがる、大人気のワインばかりです。多様性の時代に入ったカリフォルニアワインを象徴するかのように、従来のカリフォルニアのスタイルやぶどう品種に囚われずに、複雑で上品、かつ個性あるワインを生み出しています。

例年はロゼスパークリングでつくられているこちらのワイン、こちらの2020年ビンテージのみ、色の付いていない真のブラン・ド・ノワール（黒ぶどうを100%使用してつくられる白スパークリングのこと）で仕上げられています。その訳は2020年、畑のすぐ近くまで山火事の被害にあったことが影響しています。果皮についた煙の汚染を回避するため、収穫後、細心の注意を払いながらゆっくりと圧搾し、一番搾り果汁のみを使用。ステンレスタンクで野生酵母のみで発酵。灰やほこりなどを取り除くため、さらに数か月静置させてから瓶詰めをしました。


＜テイスティングコメント＞
色合いは黄金がかったイエロー。微発泡のカテゴリーですが、シャンパーニュに近い溌剌しながらもきめ細かい泡立ち。若々しいメロン、イチジクの葉、バジル、スパイスの香りがあり、味わいにはしっかりとした酸も感じます。あと味には塩味とミネラル感も感じられる、素晴らしく洗練された上品な味わいです。

私はあえて栓をせずに保管し、翌日も味わいましたが、まだまだ泡が溶け込んでいました。空気に触れることで酸やミネラル感が穏やかになり、エキス分がじわっと口の中で広がる優しい印象に。天才マイケルクルーズはここまで計算してつくったのかなぁと想いを馳せる1本でした。

ワインマニアの方に是非おすすめです！入荷本数もごく少量なので、早い者勝ちです！


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