赤ワイン

▪️ワイン名 / ウル デ レーブレ
▪️国 / スペイン カタルーニャ
▪️生産者 / ラ リュラル
▪️ヴィンテージ / 2021
▪️ぶどう品種 / テンプラリーニョ
▪️アルコール度数 / 12%


〜 カタルーニャの将来を担う若手生産者！木苺、ブラックベリー、針葉樹、磯などを思わせる複雑で上品な香り！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
村の農協にぶどうを卸していた農家の家系に生まれたシャビ＆アンドレオの兄弟が、サンテスクレウスという小さな村のガレージから2018年にスタートしたワイナリー『ラ リュラル』。

彼らの祖父や父親が運営しているぶどう畑や、自家消費用に作っていたワインは子供の頃から生活の一部でしたが、ぶどう栽培を手伝う中で同世代の仲間たちがつくる自然派ワインに触れ、自分たちも商業用としてワインを造ることを決意。古くからこの土地で行われていたワイン造りを再現するべく、最低限しか手を加えないナチュラルな醸造を選択します。それを支えるのは、家族が代々守ってきた畑への信頼と技術的なノウハウです。

赤白ともにマセラシオンを経た醸造方法で、奥行きと複雑味を感じると同時に、なんとも言えない伸びと透明感、強烈なエネルギーを感じます。
ガレージの様な小規模のカーブを改装して、醸造に適した環境もさらに整いつつあります。家族が生きる土地への愛情とカタルーニャの伝統への敬意、若さや現代的な感性と技術。その全てのバランスが取れる日も近いはず。今ではフランスの大きなサロンに出展した影響もあり、ヨーロッパ、世界中から注目を浴びる存在に。カタルーニャワインの未来を思う時、真っ先に頭に浮かぶ造り手の1つです。

こちらのワインには白亜石灰岩質の土壌で育った、樹齢34年のテンプラリーニョを100%使用。
ワイン名である「ウル デ レーブレ」は、カタルーニャ地方独自の「テンプラリーニョ」のシノニム（呼び名）です。国や地方によってぶどう品種の呼び名が異なるので、聞きなれない品種であっても、調べてみると実は有名品種だった なんてこともよくあります。例えば「ピノノワール」のドイツでのシノニムは「シュペートブルグンダー」です。


＜テイスティングコメント＞
輝きのあるルビー色の外観。木苺やブラックベリーのような赤系＆黒系果実をミックスした香りに、針葉樹や磯を思わせる複雑なアロマも感じます。口に含むとジューシーな果実味、滑らかなタンニン、石灰土壌由来のミネラルなど様々な要素が溢れだします。豊富な酸とアルコール度数の低さから飲みやすいスタイルでありながらも、イチゴジャムのような厚みのある果実味がボディを与えており、飲みごたえもあるワインです！


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