オレンジワイン

▪️ワイン名 / クイーン マム
▪️国 / スロバキア南西部
▪️生産者 / ピヴニツァ チャイコフ
▪️ヴィンテージ / 2021
▪️ぶどう品種 / フェテアスカ アルバ
▪️アルコール度数 / 13%


〜 土着品種への徹底的なこだわり！アプリコット、ライチ、熟したした柿、ドライオレンジ、パッションフルーツの香り。 〜


＜生産者・生産方法について＞
スロバキア南⻄部、ニトラ地方レヴィツェ地区のシトノ火山の麓にある「チャイコフ」という小さな村のワイナリー「ピヴニツァ チャイコフ」。この村で祖父の代からワイン造りをする家系に生またオーナーのマレク・ウナーク氏は、村に伝わる土着のぶどう品種に並々ならぬこだわりを持っており、彼がつくるほとんどのワインは土着品種によるものです。

シトノ火山性の凝灰岩と安山岩の混成で複雑な土壌。ぶどう畑の四方は森に囲まれておりトラクターなど重機が入れる道はなく、収穫から全ての工程が手作業です。周りに他ワイナリーの畑もないため、病害や農薬、化学肥料などの影響を受けることがありません。シトノ山脈から吹き降りてくる風がぶどうの生育に最適で、各種薬剤の類を使用せずとも病害に晒されることはありません。

「テロワールを理解して理解して理解して、ボトルに詰める。良いワインを造るには人生を一つ賭けるだけじゃ足りない。 3回分の人生が必要だ」常に真摯に答える彼の口調と眼差しには、この地のテロワールと土着品種への情熱、そして確かな自信を感じます。

こちらのオレンジワインは、サドウィ地区（火山灰、凝灰岩土壌）の樹齢30～50年のフェテアスカ アルバを使用。
手摘みで収穫、選果後に除梗、破砕し、オープンタンクで3～4週間スキンコンタクト。その後1/3はプレスし、古樽に移して発酵、熟成。残りの2/3は発酵が終わるまでスキンファーメント後、古樽にて樽熟成。12カ月間熟成後にふたつをブレンド。ノンフィルターにて瓶詰めしています。
ラベルはウナーク氏の祖母。彼女が残した古いぶどう畑を少しずつ回復させ、ルーマニアの土着品種フェテアスカ アルバを大切に育てています。


＜テイスティングコメント＞
濃い黄金色の外観。アプリコット、ライチ、熟したした柿、ドライオレンジ、パッションフルーツの香り。味わいは濃密な果実味、じわぁっと染みわたる酸味、スムーズなタンニンを感じます。余韻にはカルダモン、サフランの様な華やかでスパイシーでエキゾチックな香りも感じ、上品で複雑なアロマを持つ1本です。
スパイスを豊富に使ったインド料理や、東南アジア料理 と相性抜群です！


ご一緒に、生産者「ピヴニツァ チャイコフ」の、別のキュヴェも飲み比べてみませんか？