赤ワイン

▪️ワイン名 / ソリスト
▪️国 / オーストリア ライタベルグ
▪️生産者 / リスト
▪️ヴィンテージ / 2021
▪️ぶどう品種 / メルロー
▪️アルコール度数 / 14%


〜 オーストリアでメルロー100%！しかも全房発酵！心地良いアタックと柔らかなタンニン、果実味と酸味、旨味成分豊富なエキス感、余韻にはスパイスのような複雑さも！ボルドーワインがお好きな方やワインマニアの方にもオススメの1本！〜


＜生産者・生産方法について＞
オーナーであるBernhard Liszt（ベルンハルト･リスト）は、ぶどう栽培の専門学校を卒業後、2003年に両親から畑を引き継ぎ、畑をビオロジック農業に転換しました。地産地消を推進しており、自身の畑について「オーガニックに作られるワインや食物を楽しみ、自然に感謝する人々のために存在している」と話し、これまではアジアはもちろんヨーロッパにも輸出せず自らが運営するワイン酒場とオーストリアのいくつかのワインショップ、レストランのみで楽しめるワインだったそう。
「今後は伝統的な方法と世界中からインスピレーションを受け、新しいアイデアを融合させていきたい」と話しています。

ベルンハルトがワインを造るブルゲンラント地方はハンガリーとの国境沿いにあり、大陸性のパノニア気候の影響を受けます。彼の所有する計3,097haの畑は、そのブルゲンラント地方のライタベルグに位置しており、近隣の「ライタ山脈」と「ノイジードラーゼ湖」によって2つの異なる影響を受けます。山脈の標高により夜間の温度を押し下げ、暖かい湖からの風はぶどうの熟度を高めます。この日中の寒暖差により果実味、新鮮さ、フィネス、そして長熟のポテンシャルが増すのです。土壌は主に「石灰」と「スレート（粘板岩）」で構成されており、約1500万年前の貝殻石灰は多少の塩辛い風味と上品さをもたらし、スレート（粘板岩）は望ましいテンションとストラクチャーをワインに与えてくれます。

こちらの赤ワインはライタベルグ地区の石灰・泥灰土・粘土土壌で育つメルローを使用。全房で醸し後にプレスし、500ℓ ～ 10hℓの木樽で発酵、熟成しています。


＜テイスティングコメント＞
紫がかったガーネット色の外観。ブラックチェリーやブルーべリーなどのフレッシュな香りに加えて、全房発酵由来の茎っぽさや、上質なメルローに感じる土のようなアロマも感じます。口に含むと心地良いアタック、柔らかいタンニン、黒系果実の果実味と酸味、旨味成分豊富なエキスが広がります。余韻にはスパイスのような複雑さも感じる1本です。

ボルドーワインがお好きな方やワインマニアの方にもオススメです。オーストリアでメルロー100%、しかも全房発酵！ワイン談議に花が咲きそうです！


ご一緒に、生産者「リスト」の、別のキュヴェも飲み比べてみませんか？