赤ワイン

▪️ワイン名 / ビエンナシード ヴィンヤード
▪️国 / アメリカ カリフォルニア サンタバーバラ
▪️生産者 / ピエドラサッシ
▪️ヴィンテージ / 2021
▪️ぶどう品種 / シラー
▪️アルコール度数 / 12.5%


〜 銘醸畑ビエンナシードの中でも特に良い区画のぶどうを採用。黒系果実、甘草、スミレ、黒胡椒の香りに、針葉樹やハーブなど複雑で上品な長い余韻！複雑性と深みを持ちながら、しなやかで繊細で色気のあるシラー！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
「ピエドラサッシ」は、2組の夫婦がこだわりのワインを造る小さなワイナリーです。
1組はサシ＆メリッサ・ムーアマン。サシ氏は本名”ムサシ”、日系2世の新進気鋭のワインメーカー兼コンサルタントで、サンタバーバラやオレゴンなど、アメリカ各地のワイン造りに関わっています。ワインブラザーズでも良くご紹介しているサンディも彼が造るワインです。
もう1組はピーター＆エイミー・パスタン。 ピーター氏はワシントンDCで高い評価をうける料理人、プロデューサーです。

ワイナリー名のピエドラサッシとは、イタリア語で『岩と石』を表し、また2人のオーナーであるピーターとサシの音節が入っていることから命名されました。ピエドラサッシのコンセプトは、「土地の個性が味わいに現れており、かつ料理と共に楽しめること」。これを元に2003年から冷涼地のシラー造りからスタートしました。

別のキュヴェ「ピーエス」がピエドラサッシの入門ワインならば、こちらの「ビエンナシード ヴィンヤード」は単一畑から生まれる上級キュヴェです。ビエンナシードは海岸から約30km内陸に入った海岸山脈を背にし、日中は十分な日照があり、夜から朝にかけて冷たい風と霧が入る冷涼産地です。サシはこの畑の中でも評判の高いXブロック（1973年植樹、南向き標高が高く強い風が吹き込む）と、Zブロック（1992年植樹 南西向き標高が高く険しい斜面で土壌には石灰岩が混じる珍しい区画）のシラーを採用。このぶどうを100%全房醗酵、開放コンクリートタンクで27日間の優しい抽出を経て、マセレーション。後に優しくプレスし、12か月225ℓ、4か月500ℓの仏産樽にて熟成。瓶詰前にSO2を入れずにリリースされます。生産量はわずか158ケースです。


＜テイスティングコメント＞
色調の濃い紫がかったルビー色の外観。ブラックチェリー、ブラックラズベリー、甘草、スミレ、黒胡椒の香り。口に含むとスーッと馴染むようなシルキーなタンニンを持つ液体を感じます。ジューシーな果実味と、シラーの銘醸地であるフランス・北ローヌの繊細な酸と針葉樹やハーブのような複雑で長い余韻が溢れ出します。

素晴らしい複雑性と深みを持ちながら、しなやかで繊細で色気のあるシラーです。このシラーを飲んだことで、私自身しばらくシラーにハマってしまいそうです。シラーの入荷が続いてしまったら申し訳ございません。笑
サシが手掛けるワインには飲む度に感動させられる個性があります。シラー好き、サシ好き、ニューカリフォルニアワイン好きの皆様、是非ご賞味ください！


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