オレンジワイン

▪️ワイン名 / フォンティス
▪️国 / ドイツ バーデン
▪️生産者 / ヴァイングート ウィラー
▪️ヴィンテージ / 2021
▪️ぶどう品種 / グラウブルグンダー　（ピノグリ）
▪️アルコール度数 / 11.5%


〜 クランベリーのような酸味と旨味とエキス感がじわっと広がる、幅広くお食事に合わせやすいオレンジワイン！スタッフ間でも大評判の1本！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
こちらのワイナリー「ヴァイングート ウィラー」は、南ドイツのバーデン地方、カイザーシュトゥールに位置します。
現在の当主であるイナ・ルイーザ・ウィラー氏は若手の女性生産者。祖父はワイン醸造家でしたが若くして亡くなり、祖母がワイン造りを引き継ぎました。イナ氏は高校卒業後にガイゼンハイム大学でぶどう栽培を学び、オーストリア、ドイツのワイナリーでビオディナミ農法を勉強し、祖母の畑を引き継ぎました。2016年に3000本あまりですが念願の初ヴィンテージをリリースし、現在も農薬などを使わない2.5ヘクタールの美しい畑で、ぶどうを栽培し続けています。

また、1890年から続く古いワイナリーを自分たちで改修中で、温度を一定に保つアースセラーの設置も計画中です。祖母からインスピレーションを受けて育った彼女は、古くからの伝統と文化を大切にし、自らのワインに家族の歴史の一部を写し出すよう心がけています。

「ワイン造りとは1年365日の物語を保存すること。ワインの美しさは人生と同じように、日々続く物語のよう。曲がりくねったエキサイティングな道筋を作り出し、後にしずくの中に辿り着くことができる。」と彼女は語ります。これからのドイツワインを牽引する彼女の今後に期待したいです。

こちらのオレンジワインはカイザーシュトゥール地区イーリンゲン村のオーガニックのぶどう(黄土、ローム、火山岩の土壌）を手摘みで収穫。選果後に全房で3週間セミ・マセラシオンカルボニック。その後プレスしてステンレスタンクに移し、シュールリーにて発酵、熟成。2022年12月にノンフィルター、酸化防止剤なしでボトリングしリリースされました。

“セミ・マセラシオン カルボニック” とは、二酸化炭素をガスボンベやドライアイスにより人為的に注入される通常のマセラシオン・カルボニックとは異なり、ぶどうのアルコール醗酵から自然発生する二酸化炭素を利用して色素の抽出を促す製法です。SO2無添加（or 少量）で済む、果実味が豊かになる等のメリットもあります。


＜テイスティングコメント＞
やや濁りのあるオレンジがかったロゼ色の外観。ピンクグレープフルーツや、セージの様な青さを感じる香り。石灰のようなコクのある苦味ときゅっとしまったクランベリーのような酸味がアクセントになっており、旨味成分豊富なエキス感がじわぁっと口の中に広がります。
和食から東南アジアのスパイスを効かせた料理まで、幅広く合わせることのできる万能タイプのオレンジワインです。

WINE BROTHERSスタッフ間でも大評判の1本です！是非お試しください！