ロゼワイン

▪️ワイン名 / ロゼ エクリプス
▪️国 / フランス ルーション
▪️生産者 / ティエリー ディアツ
▪️ヴィンテージ / 2021
▪️ぶどう品種 / シラー70%、グルナッシュグリ30%
▪️アルコール度数 / 13%


〜 アメリカンチェリーや摘みたてイチゴのフレッシュな赤系果実の香りに、バラの花のようなフローラルなニュアンスも！甘味と酸味のバランスが素晴らしいロゼワイン！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
ワイナリーを新規で始める際には、畑や醸造設備、トラクターやプレス機など、多大な投資が必要になります。大変なのは初期投資だけでなく、実際に栽培や醸造が始まると経験不足から色々な困難に出会います。そこで、小さな生産者達が同じ場所でワイン造りを行えばお互いがその知恵でカバーしやすくなる！と、ルーション地方バニュルスの凄腕醸造家ブルノ・デュシェン氏が志高い醸造家達を集めて開始したプロジェクトが「9cave」。初期メンバー5人のうちの1人が、今回ご紹介するティエリー・ディアツ氏です。

ティエリー・ディアツ氏は1970年3月25日バニュルスに近いアルジュレスという町に生まれました。父は栽培家で、5～6haの畑を所有し、ぶどうを農業組合に売っていました。その頃の畑はBIOではありませんでしたが、2000年に父が亡くなって畑を相続した後、南米コスタリカで見た農法に感銘を受けたことやブルノ氏のワインを偶然飲んだことをきっかけに、自然に忠実に耕したいと無農薬に切り替えました。

2017年ヴィンテージまでは木樽も使用していましたが、「ステンレスタンクのほうが綺麗な酸を守って残してくれる」という考えから、2018より全てステンレスタンクで発酵を行っています。ワインの醸造方法は、CO2をステンレスンクに充満させてから、酸が少し残っている状態の収穫してきたぶどうを投入。その後もう一度CO2を入れて蓋をし、少し糖の残る状態で発酵は終わらせています。

こちらのロゼワインはシラー70%グルナッシュグリ30%を全房で直接圧搾し、ステンレスタンクで8ヶ月発酵・熟成させてボトリングしています。ワイン名はティエリー氏の瞬時のインスピレーションで、日食や月食などの「蝕」を意味する「エクリプス」に決定しました。


＜テイスティングコメント＞
濁りのある鮮やかなローズピンク色の外観。アメリカンチェリーや摘みたてイチゴのフレッシュな赤系果実の香りに、バラの花の様なフローラルなニュアンスも感じます。口に含むと、心地よくほんのりとした甘味や、じわぁっと広がる酸味が非常に心地よい1本です。

ジューシーな味わいとポップなラベルが印象的です！ナチュラルワイン好きの全ての方にオススメできますので、ワイン会やギフトにいかがでしょうか！


ご一緒に、同じ9caveプロジェクトの生産者、「トゥティ フルッティ アナナス」も飲み比べてみませんか？