ペットナット（微発泡）

▪️ワイン名 / キュヴェ ウェイストランド
▪️国 / チェコ モラヴィア
▪️生産者 / ドナトゥス
▪️ヴィンテージ / 2022
▪️ぶどう品種 / ミュラートゥルガウ66％、マスカット(モラフスキー、オットネル)34％
▪️アルコール度数 / 11%


〜 擦りリンゴ、グレープフルーツ、マスカット、洋梨の香り。飲みすすめるにつれ、変化する味わい！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
2020年から販売向けのワインを造り始めたばかりの『ドナトゥス』。ワインメイキングを担当するペトラを中心に、ペトラの彼女であるエリスカ、エリスカの兄であるヨセフの３人で醸造からマーケティングまでを行う、非常に小規模なワイナリーです。
造り手のペトラは、ワイン造りとは別でJAVA（パソコンのプログラミング言語）の開発者をしており、ブルノにあるメンデル大学でぶどう栽培と醸造を学び、エリスカはマサリク大学でズノイモ地方のワインの歴史と文化を研究しており、販売担当のヨセフは南モラヴィアにある大手のワイナリーでセールスマンをしてます。
ワイナリー名のドナトゥスは、モラヴィアのワインの造り手の先駆者であるサンドナや才能を意味するラテン語に由来し、ラベルは、彼らのワインによって人々を幸せにしたいとの思いと人々に喜びと愛を広めたいという思いによって、それをカップルのラベルで表現しています。

自社畑の樹齢30年のミュラートゥルガウ、マスカット（モラフスキー、オットネル）を収穫し、選果後に破砕。2日間スキンコンタクトした後にプレスし、ステンレスタンクに移して7日間ほど発酵させ、発酵が終わる前にノンフィルター&酸化防止剤なしで瓶詰、瓶内熟成させます。デゴルジュマンはしていません（瓶内二次発酵で発酵の役目を終えた酵母が澱となり、瓶の中に残ってしまうのですが、その澱を外に出す作業を”デゴルジュマン”といいます）。
「ノンフィルター」「デゴルジュマンなし」と澱引きの工程をなくすことで、このように旨味たっぷりの、にごり微発泡が誕生します。


＜テイスティングコメント＞
色合いは濁りのあるイエロー。飲みすすめるにつれ色調も濃くなっていきます。擦りリンゴ、グレープフルーツ、マスカット、洋梨の香り。口に含むとグレープフルーツの皮のような苦味、ヨーグルトのようなまろやかなニュアンスも感じます。

このワインの1番の魅力は、なんと言ってもその味わいの変化！抜栓したてはジューシーなグレープフルーツのような果実味を感じますが、飲みすすめると色が濃くなっていき、カルピスのようなこっくりとした旨味を感じます。さらにハーブのようなスッとするニュアンスもあり、変化と複雑さを楽しめる1本に仕上がっています。

抜栓直後、泡が吹きこぼれる可能性がございますので、冷蔵庫でボトルを数時間安静にしてからお召し上がり下さい！

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