白ワイン

2022 Force Celeste Chenin Blanc / Mother Rock Wines

▪️ワイン名 / フォース セレステ シュナンブラン
▪️国 / 南アフリカ スワートランド
▪️生産者 / マザー ロック ワインズ
▪️ヴィンテージ / 2022
▪️ぶどう品種 / シュナンブラン
▪️アルコール度数 / 11%


〜 この価格でこの味わい！日本の食卓に完璧にマッチ！青リンゴ、スウィーティー南国系果実の香り。洋梨、ジャスミン、仄かに日本を感じる緑茶のニュアンス。 〜


＜生産者・生産方法について＞
南アフリカの中では小柄で、人懐っこい性格から “ストンピー” という愛称で世界中から親しまれているオーナーのヨハン・メイヤー氏。
世界中のワイナリーからインスピレーションを得て2008年に南アフリカに戻り、「南アフリカで提供できる最高のワインを造りたい」と、フランスでもイタリアでもない南アフリカならではの大地のテロワールを発揮するとことを目指しワイン造りを行っています。

「カリフォルニアのサンタバーバラで働いていた時に、ピノノワールとシャルドネに惚れました。南アフリカではこの2つのぶどうに大きな可能性があり、栽培面積が少ないため、良い仕事をすればワインに独自のスタンプを押すチャンスがあります」と、ヨハン氏は語ります。
カリフォルニアでの経験からエルギン・ウォーカーベイという冷涼な地域のピノノワール、シャルドネに焦点をあてた『JHメイヤー・シグネチャー・ワインズ』を2010年に立ち上げましたが、生産量の少ないピノノワールとシャルドネだけでは生活していけないので、タルバッハの小さなワイナリーでヘッドワインメーカー及びぶどう栽培家を担当しながら、イギリスのインディゴワインズ（輸入業者）とパートナーシップを組み、マザーロックワインズを設立しました。そこではグルナッシュやシュナンブランなど、スワートランドのぶどうに可能性を見出しています。

その後、2016年に大きな転機が訪れます。車でサーフィンに行く途中、スワートランドの北部に位置するピケットバーグの山頂に類まれなテロワールを持つ土地を偶然発見します。実は2015年以降、彼が理想としていたエルギンではりんごのためにぶどうの樹が取り除かれ、その結果としてぶどうを購入していた畑が4つなくなり、良いぶどうも見つけにくくなっていました。当時「もう自分で土地を買ってぶどうの樹を植えるしか方法がない」と思っていたそうです。

2年間探し続けてきた理想郷がそこにはありました。なぜなら発見したピケットバーグの山頂は海に近く標高が800メートルと高いため、気候はエルギンの冷涼な飛び地に似ており、土壌はさらに南のコンスタンティアに見られる砂岩で、ピノノワールやシャルドネを育てるには最適でした。
妻のアンリと共にすぐにその土地を購入し、土壌の調査と植え方の決定にかなりの時間を費やし、さらに気象観測所を設置し、気候も研究し尽くしました。北向きの斜面にはローヌ品種を、南にはピノノワールとシャルドネを植え、2021年に長年の夢だった自分のワイナリー『プラトクリップ・ヴィンヤーズ 』をこの広大な土地に設立。近代的な醸造設備も整えて2023年に初収穫を終え、2025年にいよいよ自社ぶどう100%のワインをリリース予定。いよいよヨハンメイヤー第2章が始まります！

こちらの白ワインは、花崗岩土壌のパーデバーグの単一畑の樹齢37年のシュナンブランを採用。 手摘みで収穫、選果後に70%は全房でプレスし、ステンレスタンク（14度の低温）及び300ℓの古樽で発酵、約6ヶ月間澱とともに熟成。残りの30%は4週間の全房発酵後（スキンファーメント）、プレスして約5ヶ月間300ℓのステンレスタンクと旧樽にて澱とともに熟成。（全体の比率はステンレスタンク90%古樽10%）
数日間かけてすべてをブレンドし、ノンフィルター、酸化防止剤なしでボトリングしリリースされます。


＜テイスティングコメント＞
淡いレモンイエローの外観。青リンゴ、スウィーティー南国系果実の香り。口に含むと洋梨、ジャスミン、仄かに日本を感じる緑茶のニュアンスも。口当たりはミネラリーで酸味はなめらか、開けたての果汁感を引き立てます。全体的には軽やかでスイスイのみ進めやすく、柔らかいアフターへと流れます。

この物価高の中、この金額でこの味わいのワインを楽しめるのは、ワイン愛好家の一人として心から嬉しく思います。日本人の食卓に合いやすい酸味とミネラル感があり、万人受けする味わいです！ちょっとしたお手土産にも重宝する1本でしょう！


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