赤ワイン

▪️ワイン名 / ブルーラベル
▪️国 / フランス ロワール
▪️生産者 / ジェレミー クアスターナ
▪️ヴィンテージ / 2022
▪️ぶどう品種 / ガメイ
▪️アルコール度数 / 13%


〜 ナツメグ、クローヴのようなスパイス、ブラックチェリー、プラムの香り。チェリーのような果実の優しいエキス感が染みる癒し系赤ワイン！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
ジェレミー・クアスターナは、1986年にロワール地方のワイン産地シュヴェルニーに生まれますが、ワインとは無縁に育ちました。お父様はフランスのガス会社に勤めており、自身も大学の専攻は西洋史でした。ところが大学４年生の時に人生を変える出会いがあったのです。たまたまお小遣い欲しさに、近所のオヴィリエ・ルマッソン氏の元で収穫のアルバイトをしました。気軽な気持ちでアルバイトに応募したのですが、そこで頭に衝撃を受ける程の今まで飲んだことのない味わいのナチュラルワイン、大の大人が真剣に農業に向かって命を懸けて働いている姿を見て、感銘を受けます。
その経験から、大学卒業後は、今までの専攻分野とは異なるボルドー大学の醸造学科に２年通い、本格的にワイン醸造を勉強します。その間もオリヴィエ氏の収穫を手伝い、忙しい時はワイン醸造も手伝うまでになります。ボルドー大学在学中に、修行先に選んだのは、ボジョレーの大御所、今は亡き、マルセル・ラピエール氏のワイナリーです。2008年に半年間、ラピエール氏のもとでナチュラルワインを徹底的に勉強しました。そしてボルドー大学を卒業後ついに、わずか2haの畑を借りて、自らのワイン造りをスタートさせます。幸運にもご両親を始め、多くの方がジェレミー氏を応援してくれて、ワイン業界とは無縁で育つも、このような異例のスピードで自らのワイン造りをスタートできました。
少量生産ながら、その実力がプロの間で瞬く間に噂となり、あっという間に完売してしまうほど。今後がますます楽しみな若手生産者です。

こちらの赤ワインは、4年前に取得した新区画の樹齢35年のガメイを全房でセミ・マセラシオン カルボニック後プレス、フリーランジュースと共にステンレスタンクで発酵後、木樽で熟成し、亜硫酸無添加で仕上げました。

“セミ・マセラシオン カルボニック” とは、二酸化炭素をガスボンベやドライアイスにより人為的に注入される通常のマセラシオン・カルボニックとは異なり、ぶどうのアルコール醗酵から自然発生する二酸化炭素を利用して色素の抽出を促す製法です。SO2無添加（or 少量）で済む、果実味が豊かになる 等のメリットもあります。


＜テイスティングコメント＞
エッジの綺麗なパープルの色合い。ナツメグ、クローヴのようなスパイス、ブラックチェリー、プラムの香り。口に含むと、チェリーのような果実の優しいエキス感がじんわりと染み渡ります。上品でスパイシーな余韻が心地よく、思わずうっとりする程の癒し系赤ワイン。この価格帯でこの上質な味わいを生み出してくれたジェレミー氏の将来にワクワクせざるを得ない1本。エキス・出汁系の赤ワインがお好きな方はマストバイです！