赤ワイン

▪️ワイン名 / ヴァルディギエ ランチョ チミレス ナパヴァレーカリニャン エヴァンジェーリョ コントラ コスタ
▪️国 / アメリカ カリフォルニア
▪️生産者 / クルーズ ワインカンパニー
▪️ヴィンテージ / 2022
▪️ぶどう品種 / ヴァルディギエ
▪️アルコール度数 / 13.5%


〜 マイケルクルーズ氏が最初にリリースした、クルーズワインを代表する珍品種100％！ラズベリーやバラの花ビラの香りに、爽快感のある酸味と赤系果実のジューシーさ！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
現在世界中から注目を浴びているワイナリーの1つであるクルーズワインカンパニーのオーナー兼醸造家であるマイケル クルーズ氏は、UC Berkley 校で生化学を専攻し、卒業後は科学的な観点から醸造を学びます。フォーマルなワイン醸造の教育は一切受けておらず、現場での経験をもとに手探りでワイン科学を修得していきました。その後2013 年に『クルーズワインカンパニー』と、最も入手困難なカリフォルニアスパークリングワインと称されるブランド『ウルトラマリン』を設立。設立からわずか3年後にサンフランシスコ・クロニクル紙にて “Winemaker of the Year” に選ばれ、カリフォルニアワイン業界における異端児として脚光を浴びます。

マイケルクルーズが手がけるワインはアメリカ現地の星付きレストランでさえも年間の割当が数本のみで、数多くのソムリエやワインバイヤー達が喉から手が出るほど欲しがる、大人気のワインばかりです。多様性の時代に入ったカリフォルニアワインを象徴するかのように、従来のカリフォルニアのスタイルやぶどう品種に囚われず、複雑で上品、かつ個性あるワインを生み出しています。

こちらの赤ワインは、ナパヴァレー内のWooden Valley にあるRancho Chimiles Vineyard のヴァルディギエを採用。ヴァルディギエは “ナパガメイ” と称され、フルーティなアロマとしっかりとした酸を持つぶどう品種です。
ヴァカ山脈の上に位置するこの畑は、土壌はシルト（沈泥）ロームで、樹齢は50年以上。また、明け方の霧の影響で極端な気温の上昇がなく、ナパヴァレーの中ではとても冷涼です。

収穫後に除梗され、オープントップ式のコンクリートタンクに移し、手動で優しくパンチダウンを行いながら自然な発酵を促しました。12日間のスキンコンタクトを行い、軽くプレスをした後、500ℓのフレンチオークで熟成。自然的に発生したマロラクティック発酵を経てリリースされます。
他のクルーズ・ワイン・カンパニーのワイン同様、無濾過・無清澄。クルーズワインがリリースした一番最初のワインで、マイケルクルーズ氏にとっても思い入れのあるワインです。


＜テイスティングコメント＞
輝きのある明るいルビー色の外観。ラズベリーやバラの花ビラの香り。口内をさっと撫でるような酸味に加え、存在感ある赤系果実のフルーツが骨格を担っている印象です。フルーティーで楽しく親しみやすい味わいながらも、余韻には複雑で上品なアロマを感じる1本です。

クルーズワインを代表する品種、ヴァルディギエ100%で造られる赤ワインです。ワインマニアの方でも馴染みのない品種ではないでしょうか。ナパガメイと称されることからわかる通り、ガメイのような野性味と優しい果実味が印象的な品種です。マニアックなワイン会へ持ち込むと面白いかと思います！


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