赤ワイン

2023 Oakville Farmhouse Heritage Red Wine / Bedrock Wines

▪️ワイン名 / オークヴィル ファームハウス ヘリテージ レッドワイン
▪️国 / アメリカ カリフォルニア ナパヴァレー オークヴィル
▪️生産者 / ベッドロック ワインズ
▪️ヴィンテージ / 2023
▪️ぶどう品種 / ネグレット、プティシラー、モンデュース、ジンファンデル、カリニャン、少量のシュナンブラン、マルヴァジア・ブランカ、コロンバール、セミヨン、ミュスカデル、他
▪️アルコール度数 / 14.5%


〜 ナパヴァレーの銘醸地、オークヴィル最古のぶどう木が現存する畑。白ぶどうを含む複数品種のフィールドブレンドが織りなす様々な味わいの要素、それを見事に調和させるオークヴィルのテロワール！圧巻です！ 〜


＜生産者・生産方法について＞
オーナーであるモーガン・トゥワイン・ピーターソン氏はワインメーカーである父の影響で5歳からワインのブラインドテイスティングをしていたという才能の持ち主。学生時代はフランス ブルゴーニュの名門ドメーヌ・デュジャックにて全房醗酵を学んだ後、カリフォルニアの名門栽培農家サンジャコモの葡萄でピノノワールを造りだしたところ有名レストランでオンリストされ、その名は一躍有名に。大学卒業後はワインセールスをしっかりと経験し、2007年に満を持して自身のワイナリー「ベッドロック」を創業。 「夢は大きく、でも生産量は少なく」こだわりのワインを造り上げています。また、2017年にワインの最高峰の資格『マスター・オブ・ワイン』を、ワインメーカーとして初めて取得しました。

こちらのオークヴィル ファームハウスは、ナパヴァレーの銘醸地区オークヴィルにて1930年に植樹された最古の0.8 ha程の小さな畑です。ネグレット、プティシラー、モンデュース、ジンファンデル、その他多数の品種のフィールドブレンドです。“フィールドブレンド”とは、同じ畑に異なったぶどう品種を植え、実ったぶどうをそのまま混ぜて醸造する手法です。
モンデュースはフランス サヴォワ原産の品種で、19世紀後半にナパヴァレーだけではなくカリフォルニアで広く栽培されていました。モーガン氏曰く「カベルネの銘醸地オークヴィルの中にこの畑が残るのが信じられない」というほど、今では大変希少な畑です。
古木のため根が地層の深くにたどり着き、その土地の様々な土壌の養分を吸収するため、樹齢が古ければ古いほどその土地のテロワールを正確に表現することができます。こちらの銘柄はオークヴィルの最古のぶどう木が現存するため、最もその個性を忠実に反映していると言えます。

2023年のナパヴァレーは涼しい生育期が長く続いたため、糖度はゆっくりと上昇し、上がりすぎずエレガントな仕上がりになりました。
混植された複数品種を手摘みで収穫。トップメーカーが採用するオーストリアの著名な最高峰の樽メーカーであるストッキンガー製2トンの開放式タンクにて、自生酵母で発酵。1日2回ポンプオーバー。2023年は僅かか5樽（124ケース）の生産です。

＜テイスティングコメント＞
紫がかった濃いルビー色の外観。ブラックカシスやブラックベリーの濃い黒系果実、ラベンダーや甘草のようなスパイス、白ぶどうも含まれているためか白い花の香りも溢れます。口に含むとどこまでもシルキーで滑らかな液体が口内を潤してくれます。濃密な果実味の中に加えて、上品な酸やスパイス、花や土、ミネラルなど多くの味わいの要素を感じます。これだけ多くのぶどう品種をブレンドすると味わいにまとまりが出ないイメージを持たれるかもしれませんが、見事に調和しています。それは銘醸地であるオークヴィルのテロワールが根底にあり、全てを包み込んでくれているようなニュアンスです。

ワイン評論家であるアントニオ・ガッローニ氏も97点という高得点を付け、以下のコメントを残しています。
「2023年のオークヴィル ファームハウスは素晴らしい。ベッドロックで試飲したワインの中で最も素晴らしく、オークヴィル ファームハウスのベストエディションの1つだ。とても優雅なワインを貫いている。このワインを味わうことはナパヴァレーの歴史に足を踏み入れるようなもの。2023年は非の打ち所がない、必飲である。」

WINE BROTHERSのバイヤーである私自身、数多くのナパワインを飲んできましたが、指折りの味わいです。ワインマニアの方への特別なギフトに非常にお勧めです。特別な記念日を彩る1本としても最適でしょう！


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