赤ワイン

2023 Les Gros Locaux / Domaine Chahut et Prodiges

▪️ワイン名 / レ グロ ロコー
▪️国 / フランス ロワール
▪️生産者 / ドメーヌ シャウ エ プロディージュ
▪️ヴィンテージ / 2023
▪️ぶどう品種 / ガメイ、コー(マルベック)、グロロー1/3ずつ
▪️アルコール度数 / 12%


〜 パーティーにもってこいの薄旨ジューシー系赤ワイン！柔らかなタンニン、梅ジャムの様な果実味と甘味に中程度の酸味！冷やしめでお召し上がりください！ 〜


＜生産者について＞
オーナーのグレゴリー・ルクレールはロワールの中心地トゥールで生まれ、父は風景画家、母は会計士と、農業とはかけ離れた家庭で育ちました。

パリで長い間ワイン関係のジャーナリストとして働いた後、ワインの世界に魅せられ、ボルドーに移ってワインの商いの世界に入ります。しかしそれは長く続きませんでした。憧れのボルドーでワインの仕事をしてもお客様が選ぶワインは味よりも銘柄、日常で飲んで楽しむワインよりもセラーに並べるための見栄えの良い高級ワインばかり。悩み抜いた結果、自分でワインを造ろう！と故郷に近いアンボワーズの醸造学校に入学し、一から農業を勉強します。卒業後、醸造の腕を上げて「これなら続けていける」と確信し、銀行の融資を受けて2007年から本格的にワイナリーをスタートさせました。

以前は25〜30％程の比率で木樽で熟成することもありましたが、最近はグラスファイバータンクを使用しています。グラスファイバータンクの方がより果実味やフレッシュ感、ナチュラルなジュース感がキープしやすいという考えからです。フルーティさとフレッシュさのバランスを大切にしており、そこにヴィンテージの個性を掛け合わせたスタイルを大切にしています。

こちらの赤ワインは3品種を全房でセミ・マセラシオン カルボニック後プレスし、セメントタンクで発酵、グラスファイバータンクで熟成しました。23年の夏は暑く、収穫前の降雨でぶどうに成熟と複雑味が生まれました。

“セミ・マセラシオン カルボニック” とは、二酸化炭素をガスボンベやドライアイスにより人為的に注入される通常のマセラシオン・カルボニックとは異なり、ぶどうのアルコール醗酵から自然発生する二酸化炭素を利用して色素の抽出を促す製法です。SO2無添加（or 少量）で済む、果実味が豊かになる 等のメリットもあります。


＜テイスティングコメント＞
紫みを帯びたルビー色の外観。スモモ、摘みたてイチゴ、紫蘇、フローラルでスミレや若葉の香り。口に含むと柔らかく穏やかなタンニンと梅ジャムの様な果実味と甘味、中程度の酸味が溶け合い、アフターにはイチゴや紫蘇のアロマが残ります。
薄美味ジューシーな赤ワインです！冷やしめでお召し上がりください！


ご一緒に、生産者「ドメーヌ シャウ エ プロディージュ」の、別のキュヴェも飲み比べてみませんか？