赤ワイン

▪️ワイン名 / ビカラー
▪️国 / オーストリア ブルゲンランド
▪️生産者 / シュメルツアー
▪️ヴィンテージ / 2019,2020
▪️ぶどう品種 / ツヴァイゲルト70%（2019年産）、ヴェルシュリースリング30%（2020年産）
▪️アルコール度数 / 11.5%


〜 赤ワインと白ワインのブレンド！まるで上質なピノノワールの様なラズベリー、梅、スミレ、野イチゴのアロマ！〜


＜生産者・生産方法について＞
3代目当主のゲオルク・セニ氏が、2007年よりビオディナミ農法を実践しているワイナリー。
『ビオディナミ農法』とは、別名バイオダイナミクス農法とも呼ばれる有機農法をより発展させたものです。殺虫剤や除草剤を使用しないことはもちろん、ぶどう栽培を宇宙規模で捉え、星の動きや月の満ち欠けによって収穫時期を決めたり、粉状に砕いた水晶を雌牛の角に詰めて土中に埋めたり。少しスピリチュアルな響きですが、自然と共存するため徹底的にこだわる ということです。キャップ部分に記載のある『demeter』は、ビオディナミ農法の認証マークです。

こちらの赤ワインは非常に珍しく、赤ワインと白ワインのブレンドによって造られています。製法的にはロゼワインにあたるのではないか？と思いましたが、生産者の区分的にも味わい的にも赤ワイン寄りでしたので、赤ワインとしてご紹介させていただきます。

まず、黒ぶどうであるツヴァイゲルトを手摘みで収穫。選果、除梗、破砕、スキンファーメント後、プレスはせずにフリーランジュースのみを使用。2500ℓのアカシア樽に移し、18ヶ月間発酵熟成し、赤ワインを造ります。白ぶどうであるヴェルシュリースリングの方も手摘みで収穫し、選果後、除梗、破砕、6時間スキンコンタクト。こちらもプレスはせずに、フリーランジュースのみを使用。ポンプを使用せず重力によりステンレスタンクに移し、発酵、6カ月熟成。マロラクティック発酵はなし。ノンフィルター、酸化防止剤使用なしで白ワインを製造。
以上の2019年のツヴァイゲルト、2020年のヴェルシュリースリングをブレンドした後、ボトリングし、リリースされます。


＜テイスティングコメント＞
色合いは少し濁りのある淡いルビー色。ラズベリー、梅、スミレ、野イチゴのアロマ。酸味を感じるエキス感、優しい僅かなタンニンもあります。和食にも合わせられる赤ワインです。ブラインドテイスティングだと、上質なピノノワールと答える方もいるんではないでしょうか。デイリー用にはもちろんですが、かなり変わった製法ですので、ワインマニアの方にも是非味わっていただきたい1本です！


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